解説寄稿~「前奏曲」
ホ長調 4分の6拍子 ソナタ形式 アンダンテ~アレグロ・コン・ブリオ~メノ・モッソ~クワジ・テンポ・プリモ~アレグロ・コン・ブリオ
E-dur 6/4 Andante - Allegro con brio - Meno mosso - Quasi Tempo Primo - Allegro con brio
物語の最初を飾るのは、透き通る様に細くて美しい弦楽器(ヴァイオリン)の音色。
優しく重ねられた和音が、そこに流れる穏やかな時間を感じさせてくれます。緑豊かな大地と、流れる豊かな水源と、そこに息づく動物達。
そして、幸せな日々を送る人々。
それをそっと見守り続ける天使達――。多くが流れるような和音で構成されたこの「前奏曲」は、そんな物語の舞台となってく世界の今ある姿を、美しく描き出してくれます。そして徐々に流れるようなメロディは躍動の場面へ。
美しいストリングスの後に訪れるヴァイオリンソロは、まさに圧巻。
後半のホルンやテューバなどの金管楽器が作り出す力強いメロディも、この世界に住まう生命の力強さのようなものを感じました。
5曲の中で、唯一ノンボーカルの楽曲となりますが、耳を澄ませばどこからともなく、美しい歌声が聞こえてきそうな…そんな気がしてきませんか?
きっとあなたにも聞こえるはずです――天使の歌声が。
(寄稿:椎野暁 さま サイト:S・A・G)