解説寄稿~第1楽章「ヒカリ溢レ」
ホ長調 4分の4拍子 アレグロ・コン・ブリオ
E-dur 4/4 Allegro con brio
いよいよ物語がここから始まっていきます。リズムを刻む弦楽器に誘われて、伸びやかに紡がれる歌声。
木管楽器がメインとなって展開していく楽曲となっています。
金管楽器にはない、温もりのある優しい音色。
伸び伸びと軽やかに紡がれる歌声。
この曲の題名である「ヒカリ溢レ」という言葉を如実に表していると思います。後半に差し掛かると、それまでの優しい雰囲気が一転して、力強いテューバやトランペットなどの音色が耳を引きます。
平和なメロディの中にほんの少し混ざった不安の影。
けれど、それを凌駕する穏やかな流れ。
少しずつ新しい流れを作り出そうとする世界の様に、ほんの少しその表情を変えて終盤へと向かいます。全体的にリズムを刻むような音が多い曲なのですが、その中に隠されている流れるようなメロディが、どこか心地よい、そんな楽曲です。
美しく堂々と紡がれる歌声に身を任せてみませんか?
(寄稿:椎野暁 さま サイト:S・A・G)