Archive for “解説寄稿”

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解説寄稿~第4楽章「探シモノ」

Posted 12 月 31st, 2007 by あかみ

ハ長調 2分の2拍子 アレグロ・モルト~モデラート~プレスト
C-dur 2/2 Allegro molto - Moderato - Presto
オープニング曲?
エンディング曲?イントロから盛大に繰り広げられるオーケトラならではの勇壮なアレンジ。
何かを決意して進みだす一歩の様な、そんな印象を受けます。それもそのはず。
この5曲目はこのアルバムのラストの1曲であると同時に、これからはじまる長い物語のスタートの曲でもあるわけです。
これまでに紡がれた物語は、全てこれから始まる大きな物語の、ほんの序章。各パート総出で作り上げられるこの一曲には“物語を作るのは一人じゃない。沢山の人々、天使達、魔物達皆が集まり、そうしてひとつの物語が紡がれていくんだ”というメッセージの様な物を感じました。
各楽器が次から次へと入れ替わり立ち代り、多種多様なメロディを紡いでいく。
まさにラストに相応しい大団円を思わせる楽曲です。そして、個人的にこれまでの5曲の中で、最も歌詞に込められた思いが強いのではないか?と、そんな気がします。
最初と最後に歌われる「何を守る?」という言葉、あなたはどう捉えるのでしょうか。
感じるがままに、壮大なメロディと、力強い歌声に耳を傾けていただきたい…そんな風に思います。
(寄稿:椎野暁 さま サイト:S・A・G)

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解説寄稿~第3楽章「鬨ノ唄声(トキノウタゴエ)」

Posted 12 月 31st, 2007 by あかみ

イ長調 4分の4拍子 ポコ・アンダンテ~ピウ・モッソ~テンポ・プリモ~ピウ・モッソ~テンポ・プリモ~ピウ・モッソ~ポコ・アンダンテ~ポコ・アダージョ
A-dur 4/4 Poco Andante - Piu mosso - Tempo Primo - Piu mosso - Tempo Primo - Piu mosso - Poco Andante - Poco Adagio
この4曲目で楽曲の雰囲気は少し変わります。
今までの明るく跳ねる様だった印象の楽曲から一転、物静かな、どこか物悲しげささえ漂わせるイントロ。
そのストリングスの緩やかなアルペジオに誘われて、静かに囁くように紡がれる歌声。物憂げな雰囲気を漂わせるメロディは、これから始まる何かを予感させるかのような、不安と期待の入り混じったような、そんな空気を漂わせているかのように思います。そんな静かなメロディは、時折弾むような軽快なテンポへと転進。
11分を超えるという、5曲の中で最も長い演奏時間のこの楽曲は、途中から入るトランペット(?)のソロパートや、木管楽器が中心となって綴る柔らかなメロディパート、ガラリと雰囲気を変え盛大に繰り広げられる後半部分など、聞き手を飽きさせないアレンジが魅力の1曲です。華やかな展開の後に再び訪れる緩やかな時間。
物語の一部であるこの1曲の中に収められた、また一つの物語。
幾つもの物語からなるひとつの物語――そんな言葉が浮かぶ一曲です。
(寄稿:椎野暁 さま サイト:S・A・G)

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解説寄稿~第2楽章「微笑ム空ノ」

Posted 12 月 31st, 2007 by あかみ

ニ長調 8分の12拍子 アレグロ・アラ・マルチア~ヘ長調 4分の4拍子 リステッソ・テンポ~ニ長調 8分の12拍子 テンポ・プリモ
D-dur 12/8 Allegro alla marcia - F-dur 4/4 L’istesso Tempo - D-dur 8/12 Tempo Primo
軽快に、それでいて流れるような笛の音色に誘われるように、世界が陽の光に照らされていく。
少しずつ少しずつ、いつもと変らない穏やかで、平和な日常が幕を開ける。
起きたばかりの太陽に照らされた街並みには、ちらほらと早起きの人々の姿が見え始め――どこかの童話の世界で語られている様な、そんな穏やかな街並みが脳裏に浮かぶようです。
5曲の中で最もリズミカルな演奏と歌で綴られたこの「微笑ム空ノ」は、終始スタッカートで刻まれるストリングスが、とても印象に残るのではないでしょうか。美しく重ねられるその音色は、まるで澄んだ朝の空気を思わせるような澄んだ音色で、そこに重ねる様に増えていくテューバやコントラバスなどの低音楽器。
それがこのまだ夜明けの生まれたばかりの新しい街並みに力強さを加えているような気がします。そんなオーケストラの壮大な演奏をバックに紡がれる、少女の弾むような歌声。
白いドレスの裾を翻しながら、くるくると踊るように歌う少女…そんな、平和な街で繰り広げられる、いつもと変らない風景。それをオーケストラという舞台で、見事に表現した一曲です。
(寄稿:椎野暁 さま サイト:S・A・G)

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解説寄稿~第1楽章「ヒカリ溢レ」

Posted 12 月 31st, 2007 by あかみ

 ホ長調 4分の4拍子 アレグロ・コン・ブリオ
E-dur 4/4 Allegro con brio
いよいよ物語がここから始まっていきます。リズムを刻む弦楽器に誘われて、伸びやかに紡がれる歌声。
木管楽器がメインとなって展開していく楽曲となっています。
金管楽器にはない、温もりのある優しい音色。
伸び伸びと軽やかに紡がれる歌声。
この曲の題名である「ヒカリ溢レ」という言葉を如実に表していると思います。後半に差し掛かると、それまでの優しい雰囲気が一転して、力強いテューバやトランペットなどの音色が耳を引きます。
平和なメロディの中にほんの少し混ざった不安の影。
けれど、それを凌駕する穏やかな流れ。
少しずつ新しい流れを作り出そうとする世界の様に、ほんの少しその表情を変えて終盤へと向かいます。全体的にリズムを刻むような音が多い曲なのですが、その中に隠されている流れるようなメロディが、どこか心地よい、そんな楽曲です。
美しく堂々と紡がれる歌声に身を任せてみませんか?
(寄稿:椎野暁 さま サイト:S・A・G)

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解説寄稿~「前奏曲」

Posted 12 月 31st, 2007 by あかみ

ホ長調 4分の6拍子 ソナタ形式 アンダンテ~アレグロ・コン・ブリオ~メノ・モッソ~クワジ・テンポ・プリモ~アレグロ・コン・ブリオ
E-dur 6/4 Andante - Allegro con brio - Meno mosso - Quasi Tempo Primo - Allegro con brio
物語の最初を飾るのは、透き通る様に細くて美しい弦楽器(ヴァイオリン)の音色。
優しく重ねられた和音が、そこに流れる穏やかな時間を感じさせてくれます。緑豊かな大地と、流れる豊かな水源と、そこに息づく動物達。
そして、幸せな日々を送る人々。
それをそっと見守り続ける天使達――。多くが流れるような和音で構成されたこの「前奏曲」は、そんな物語の舞台となってく世界の今ある姿を、美しく描き出してくれます。そして徐々に流れるようなメロディは躍動の場面へ。
美しいストリングスの後に訪れるヴァイオリンソロは、まさに圧巻。
後半のホルンやテューバなどの金管楽器が作り出す力強いメロディも、この世界に住まう生命の力強さのようなものを感じました。
5曲の中で、唯一ノンボーカルの楽曲となりますが、耳を澄ませばどこからともなく、美しい歌声が聞こえてきそうな…そんな気がしてきませんか?
きっとあなたにも聞こえるはずです――天使の歌声が。
(寄稿:椎野暁 さま サイト:S・A・G)

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